11/22/2010

the road ahead

 入院診療も、最近はルーチン化してきた感があり、何を目標にするか考えている。オーダーなどhousekeeping的な「仕事」、診察や問診取りの「アート」、診断・治療に至る「思考過程」、患者さんや家族をいたわる「プロフェッショナリズム」、医学知識をわかりやすく「教える」、などどれもそれなりになってきた。やってて楽しいし情熱もある。その先はなんだろう。

冷静に

 外来で患者さんや家族がヤイヤイ感情的に何でもかんでも訴えて来ても、最近は押し流されることなく、恰も嵐の中で海底にある貝を見つけ出すように、何が問題なのかを問診と診察により見抜き、それにたいする効果的な対策と計画を立てて、患者さんや家族に伝えることができるようになってきた。寧ろ、ヤイヤイ言われながら心の中で「やれやれ、さあ核心はどこかな」と一息ついている自分を発見し、それを少し楽しんでいる自分に気づくことさえある。英語だから却ってできるような気がするが、日本語でもできるかは日本に行ってみないと分からない。