7/30/2007

ビデオシリーズ

New England Journal of Medicineにある、ビデオシリーズをよくみる。気管内挿管などの救命にとって重要な行為や、末梢静脈・中心静脈・動脈など血管を刺す行為、胸やお腹にたまった水を針で刺して抜いてくる行為などについて、それぞれ解説している。
 前にいた病院でも、いくつかのビデオがつくられていたが、イメージトレーニングをするのにこれらの教材は有用だと思う。確認すべきポイントなどもよくまとまっている。手技も、免許制のようなものにして、何回見学した、とか、何回デモ経験をした、とか、監督者のいる時に何回やった、とかが必要なようにしてもよいと思う。
 ただ、これを作っている当のアメリカでは、これらの行為は専門家がするようにと徹底されている。点滴も、IVチームという専門家がとるので研修医がすることはほとんどない。急変しても、気管内挿管を内科医がすることはない(当直の麻酔科医などがする)。