動脈硬化を元に戻すことはきわめて難しい。よくはできないこと、いままでの生活習慣の積み重ねであること、悪化すれば血管が詰まる・破れるなどの合併症が起こること、これらは直視したくない事実だ。そして、いままでの生活を是正し、薬をのみ、採血され(針を刺され)、うまくいかないと落ち込む、がんばっても、治せるわけではない。「しんどい」ことと思う。
患者はそれだけのことを、何のためにするのか。医師はそれだけのことを、何のためにさせるのだろう。患者がハッピーになるためのはず。患者は、病院に通うために生きているのではない。ハッピーに生きる(のを助ける)ために病院に通っているはずである。協力してうまくやる、不全感を克服することが大事と思う。