5/24/2008

Long-term care

 介護をどのように財政的にまかなうかについて、先日の医学雑誌で論じられていた。全米で1000万人が、基本的な生活動作に不自由があるという。米国も高齢化しつつあり、この数字は当然ふえる。多くの場合は家族がケアをしていて、そのための保険に入っているのはごく一部である。公的負担にするのか、私的負担にするのか。医療保険のなかで一本化するのか、別建てにするのかなどを検討せねばならない。
 Bruce Vladeckが1980年に《Unloving Care》という本を書いて、介護を要する人々が米国で見てみぬ振りをされていると訴えた。あれから状況は悲しいけれど変わっていないという。今年の大統領候補者たちも、医療について言及していても介護については建設的提言をしていないと指摘し、誰が大統領になったとしても、とにかく今が検討すべきときだという。