当直明けの朝に回診していたら、患者さんの様子について看護師さんが
"He is perked up this morning."
と言った。意味がわからず聞き返したら、
"He is more awake."
と言い直してくれた。せっかくなのでperkのつづりを確認して、帰宅してから辞書で調べたらなんと「(耳・尾などが)ピンと立つ」、転じて「元気よくふるまう」「《略式》元気を取りもどす」の意味だった。耳がピンと立つなんて、超好みな言葉に出会えたことがたまらなくうれしかった。
perkという語は「役得(特典)」という意味もあって、しばしば広告などで用いられるから知っているのだが、これについても新しい事実がわかった。perquisiteという語の略だった。それこそperked upという語を知ったことがperk(=perquisite)だな、なんて巧いことを思いつきにんまり。