今月はMICUで、手技をする機会がとても多い。私は日本にいた時には手技があまり好きでなかったのだが、いまは好きだ。ひとつには手技キットが充実しているので準備が楽である。またMICUの各部屋は広く、ベッドの高さや傾斜も自在に変更できるのでポジショニングが楽である。看護師さんも一人1-2部屋(1-2人)担当なので無理なく手技に付いてくれる。さらに、肥満などで体表から解剖学的な位置を同定しにくいときには超音波を使うので確実である。そんなわけで毎日1-2件の手技をしている。中心静脈ライン、動脈ラインが多いけれど、腰椎穿刺、腹腔穿刺もやった。胸腔穿刺はたいていpulmonary critical careのフェローがする。気管内挿管は、麻酔科の仕事なのでおそらくこちらですることはないと思われる。