このあと、理想のhealerは社会全体を癒す存在、社会的弱者を守る存在でなくてはならないなどとつづいたあと、最後に著者によるhealerの祈りで本書は締めくくられた。Healerへの道は遠い。しかし高みを目指さなければならない。著者はドンキホーテの言葉を引用しているが、この言葉は私を奮い立たせた。Osler卿がドンキホーテを読めと薦めているのも納得だ。
It is the mission of each true knight. . .
(それは真の騎士それぞれの使命だ...)
His duty. . . nay, his privilege!
(彼の義務、いや特権だ!)
To dream the impossible dream,
(不可能な夢を夢見て、)
To fight the unbeatable foe,
(倒せない敵と戦い、)
To bear with unbearable sorrow,
(耐えられない悲しみに耐え、)
To run where the brave dare not go,
(勇敢なものさえ敢えて行かないところを駆け、)
To right the unrightable wrong.
(正すことの出来ない不正を正す!)
. . . To love, pure and chaste, from afar,
(遠くから思慕し純潔と貞操を守り、)
To try, when your arms are too weary,
(腕が疲れて動かないときにもあきらめず、)
To reach the unreachable star!
(つかむことの出来ない星をつかむ!)