先日に仕事で自分の考えも聞かずに「もっと考えなきゃだめだ」と言われ、人の自尊心を壊して支配したいのか恨まれたいのか判らないが、自分の考えに沿ったことがされていないと「基本がなっていない」、とにかく駄目であると全否定される経験をした。この経験には、なぜそこまで言われなければならないのか分からず大変憤った。
しかし、もっとショックだったのは、自分も他人のことは言えないのではないかと感じたことだ。押し付け、否定ではなく相手の考えをきき、尊重しつつ提案する(あるいは思いつかせる)のが重要と本で読んでいながら。それでその日はものすごく疲れた。人間、身体的なことで疲労するのではない、精神的なことで疲労するのだ。寝たらなおったが。
そういえば、その先生はタタキアゲなのだと誰かから聞いた。それに幼時から自分はいじめっ子であったと豪語するような人だ。人を変えることは出来ない、自分で対応していこう。これから米国でふたたび研修医をするのだから、へんなプライドはかなぐり捨てたほうがよい。無知の知、知れば知るほどわからないことは増える。聖書にも「柔和なる者は幸い、天の国はかれのものである」とある。