その一つに、PAL(persistent air leak)に対するABPP(autologous blood patch pleurodesis)があった。論文(Thorax 2009 64 258、Current Opin Pulm Med 2012 18 333)によれば、tetracyclineやtalcに比べて非侵襲的で気胸再発のリスクも低い方法だという。
デメリットとしてchest tubeが細いと自己血が凝固して詰まって緊張性気胸を起こすことがあるので、前者の論文は生食フラッシュを薦めていた。また入れる血液の量は、最初の報告は50mlだったが、100mlのほうがより有効だそうだ。