5/28/2025

Bumetanide infusion syndrome

  ループ利尿薬のなかでフロセミド、トルセミドに次いで用いられるブメタニド。開発された日本では「諸般の事情により」販売中止となっているようだが、こちらでは強力な利尿作用を期待して奥の手的に選ばれることが多い。

 しかし、ブメタニドはループにあるNKCC2だけでなく、脳や神経にあるNKCC1・KCC2も阻害する。そのため、ブメタニドに固有の痛みが知られている(Int J Cardiol 2014 177 e61–e62)。とくに、持続静注で起こる(持続静注で起きた患者でも、ボーラスにすれば大丈夫なこともある)。