患者が移植前評価を受けたうえで、リストに載っても、すぐに移植されるわけではない。何か問題があると(感染症、悪性腫瘍、心血管系疾患などによる入院など)、それが解決するまではinactiveとされ、移植はまわってこない。
献腎移植の待ち時間が年余にわたる以上、リストに載っている患者の管理はとても重要だ。待っている間にリストから外れる患者も多い(高齢、死亡など)。逆に、腎機能が安定ないし改善しているのにリストに載り続けてしまうと、不要な移植がまわってくる可能性もある(手術に呼ばれて、やっぱりキャンセルして・・と、非常にどたばたすることは想像に難くない)。
Pre-transplantのコーディネーターも、Post-transplantのコーディネーターに劣らず、大変だ。