8/09/2008

ディクテーション

 いまの救急には診察室が30ある。あふれると、廊下や控え室のようなところに患者さんをいれて40人弱になる。診療は2チームに分かれ、それぞれ一人の指導医と2-3人の研修医からなる。計算上、研修医が6-10人、指導医が15-20人の患者を把握していることになるが、時間差でシフトが組まれている(約2時間ごとに誰かしらが入れ替わる)ので必ずしもそうではない。
 とはいえ指導医はいちどきに大変おおい患者さんを把握しなければならない。彼らはカルテは書かない代わりに、研修医のプレゼンテーションと自分の診察などをもとにディクテーションをする。それが後からテキストになって電子カルテ上に載る。これこそ将にプレゼンテーションのよい見本と復習と気づいた。自分の診た患者はリストになっているので、意識的に(声に出して)読み返すことにした。