10/27/2008

振り返り

 5分でよいから新患を取ったときに関連するUpToDate(診断や治療について簡潔にまとめられたデータベース)を読もう、と薦められた。これは複数の指導医がアドバイスしていたので「患者さんの疾患、治療について勉強する時間がない」と嘆く研修医に対する最も基本的なアドバイスなのだろうと思われる。

 また、ある指導医の先生は"Interns and students, this is your team."とおっしゃり、カルテには自分の思うこと、こうしたらよいという方針などを具体的に大胆に書きなさい、Roundでも、自由に思うことを述べなさい、とのことだった。「馬に上手に乗れるようになる方法は、馬に乗ることだ」というたとえ話も別の先生から聞いた。

 自信なく、間違えをおそれて黙ったりオドオドしていると余り良い仕事は出来ないのに対し、ハキハキと思うことを述べたり分からないことを聞いたりしたほうが仕事がはかどる。わかっているのだが、ハキハキした人を見ると閉口してそっぽを向きたくなる、心のじめじめした部分…。

 Assertiveな態度、aggressiveではなく。自分の考えを率直に伝えることがconflictを生むのでは、とか、波風を立てたくない、という気持ちでいると、結局は自分が何を考えているかを相手に推測させることになり、それは実は相手にとっては不快なのである。