今でも忘れられない一言は、"It's easy to die, it's coming back that's painful. Dying is a lot easier than coming back."というもの。ある患者さんが、心肺蘇生後のことを何ヶ月もしてから振り返ってこう語った。
あの時、なんと返していいかわからなかった。素直に「その通り(蘇生後のほうが大変)なんだろうな」と思った。それで「なるほど…でも(痛くても)蘇生してくれてよかった」と言ったかな。
患者さんとは帰国の間際に病院のロビーですれ違ったような。Good luckと応援してくれ、"Are you coming back?"と聴かれて分からないというと、彼は「二つの道はまたどこかで交差するかもしれない」と言った(なお、これらのストーリーは詳細を少し変えてある)。