今日はACLSで、S.A.L.T(supraglottic airway laryngeal tube)デバイスという画期的なものを初めてみた。これは何の変哲もないプラスチックの筒なのだが、一方は閉じており、代わりに側面(下1/3あたり)に孔があいている。これを挿入すると先端(閉じたほう)は食道、側面の孔は喉頭に位置するようにできている。
これだけでもoral airwayとして機能するが、さらにすごいのは、その孔を通じてET tubeを気管内にいとも簡単かつ確実に挿入することができることだ。LMA(ラリマ)挿入後にET tubeをその内腔を通じて挿入するのにヒントを得て作られたという。軍関係で用いられ始めたらしく、今後civilianな分野にも広く浸透していくと思われる。ほんとに、挿管がめちゃめちゃ簡単になる。