最近は自分の経験した興味深い症例が関係しそうな分野の医学雑誌をみつけ、editorの先生にpresubmission inquiryという題で「こんな症例があるんですが、投稿してもよい(appropriate)でしょうか」とメールを送る日々だ。そして、「いいよ(good to consider)」とか「teaching pointを明確にできれば通るかもね」とか返事が来たら原稿の作成にとりかかる。これらの作業でパソコンからの光線をたくさん浴びるのに閉口する。
外の景色を時には眺められればよいのだが、コンピューター室には窓がない。目が疲れないパソコンを開発した人がいたらとても偉い。ぜひ開発して、しかも無償ですべてのパソコンに適用してほしい。Michael Moore監督の最新作"Capitalism: a love story"に出てきたが、ポリオワクチンを開発したSalk博士はワクチンに特許を取らず無償で提供した。インタビューで特許について聞かれると、「息子に特許は取らないでしょう」と冗談を言っていた。
[2016年7月追加]Salk博士は「太陽に特許は取らないでしょう」と言ったそうだ、だから映画の字幕は誤訳だったことになる。