3/16/2010

Rwanda

 病棟の看護師さんで、アフリカから来たとおぼしき人がいたので(なぜか訳もなく)「フランス語を話しますか?」と聴いてみたら果たしてそうだった。兼ねてからフランス語をはなしたいと思っていたので少し会話した。なんでもRwanda出身で、高校卒業後にこちらの大学に来た人だった。ここからRwandaに帰るには、ベルギーないしイタリア経由、さらにエチオピア経由で丸一日かかるそうだ。
 学校では英語よりフランス語のほうが授業は多かったが、いまは周りにフランス語を話す人があまりいないので忘れかけていると、流暢なフランス語で話してくれた。フランス語で会話しようとしても、おたがい英語がちょこちょこ出てしまい苦笑した。私のフランス語は使わずにいたことで相当怪しくなっており、もはやbrush upというよりre-learnしなければならない状況だが、また機会をみつけて話そう。
 RwandaはAfrican Great Lakes(Lake Victoria、Lake Tanganyikaなど)の地域にあり、ドイツ、その後ベルギーに支配され1962年に独立した。それでフランス語が公用語なようだ。もっとも2008年に「フランス語の代わりに英語を主流公用語にする」という政府発表があり、2009年には国自体が旧英国植民地ではないけれど英連邦に加盟している。Tutsi族とHutu族の長年にわたる対立と、1994年の(Hutu族による)genocideがあまりに有名である。