一般腎臓内科の病理カンファレンスに参加し、病歴と検査などを少しずつ提示してフェロー達が考えを述べたり、病理スライドをみながらコメントしあったりするのが教育的だった。それはともかく、「急性間質性腎炎の病変は皮髄境界にみられる」という諺の元になる資料が参考になった。
(原典はJ Exp Med 1898 3 393) |
原典を紹介するレビュー(Clin Nephrol 2014 82 149)によれば、ハーバード大学ブリガム病院病理医のCouncilman医師が、感染後の「非化膿性(感染性)炎症性間質病変」を報告した際、こうした病変がおもに皮髄境界に見られることを示していた(上図)。