ポザコナゾール(Posa)はUDP glucuronidationによっても排泄される。イサブコナゾール(Isavu)は約100時間と長い半減期を持つため、中止後もしばらくCNI減量が必要となる(目安は半減期×5)。CYP3P4の阻害作用が特に強いのは、イトラコナゾール(Itra)、ボリコナゾール(Vori)、Posa。ポサコナゾールはmTORiとの併用が添付文書上は禁忌になっている。だから、PosaからIsavuに変更するときには他薬(CNIなど)用量を二倍にする。また、Isavuを除くAzolesはステロイドの曝露を30%上げる可能性がある。いっぽう、IsavuはMPAの曝露を増やす。AzolesはおおむねQTcを延長するが、Isavuは短縮する。LetermovirはCYP2C19/2C9を誘導するため、Voriの濃度を低下させる(いっぽう、シクロスポリンはLetermovir濃度を上昇させる)。
(Azores諸島) |