Grenada、St. George'sという地名はいまの病院ではとても有名だ。カリブ海の南東、ベネズエラのすぐ北にある島国とその首都である。そこに米国やカナダからの学生が大半を占める医学部があり、いまの病院には、そこ出身の研修医が多いので、St. George'sといえば皆なんのことか分かるのである。
もっとも、米国も西半球の一員であるから中南米諸国のことくらい人々が知っていてもおかしくはない。また1983年、米国がベトナム戦争以来の大規模な軍事介入を行い、共産圏の支持を受けた勢力を制圧したことでも有名なのだろう。