9/07/2024

Fodder for growth

  フェロー生活をしていると、指導医と1対1の時間が多く、「これはどう?」「あれはどうだった?」という知っているかの質問や、「どうしてこうだと思う?」といった考えさせる質問をたくさん受ける。そして、今はまだ「・・・(知りません)」と返すことが多い。

 「こんなこともわからないとは・・」とちょっと残念に思うこともあるが、これは成長の機会である。指導医もそれは分かっている。知らないことを指摘し、知らないことに気づかせるのが指導医の役目。

 そもそも、最初からすべて分かっているなら、フェローシップをする必要はない。コンフォート・ゾーンから少しだけ外れた成長のエッジ(根の先端や骨端線のような、成長していく部分)に自分を置いてこそ、自分を拡大・進化させることができる。

 そうした部分にいると、常に工夫する。今日はこうしてみよう、明日はこうしてみよう、うまくいったならよかった、うまくいかなくても、次がある・・という繰り返しである。自分を卑下するのでも相手を逆恨みするのでもなく、ただ、努力すること。

 それが、成長の秘訣であろう。日本で同じことをしていては得られなかった貴重な機会に、感謝しかない。