3/15/2025

AVF post biopsy

 腎生検後のAVF(動静脈瘻)は、約20%弱に診られるという。UpToDateには"usually clinically silent and resolve spontaneously over one to two years"と書かれている。典拠がなかったが、スペインの1施設報告(BMC Nephrol 2017 18 365)では、14.3%に診られ、うち8割は1cm未満で、約半数が30日以内に閉鎖し、95.4%が3ヵ月以内に閉鎖した。

 Diagnostic and interventional nephrologyという専門科がある施設による貴重な報告で、超音波に習熟した手技専従の腎臓内科(とそのtrainees)が生検を行うだけでなく、術翌日にも超音波を当て、AVFが診られた例は1か月毎週フォロー(それ以降は毎月フォロー)していた。使用した生検針は日本のTSK社製、超音波はToshiba製だった。

 AVFは95%が無症候性だったが、2例で生検12時間以内の超選択的塞栓術が行われた(血行動態が不安定な急性出血をきたしたため)。

 なお30年前の報告(JASN 1994 5 1300)では、移植後約4週間で突然高血圧・腎機能低下をきたしたことで気づかれ(post-perfusion biopsyが行われたが、移植直後の超音波ではAVFはなかった)、3cmもあったため超選択的塞栓術が考慮されたが、数日で自然に閉鎖した(腎機能もベースラインに戻った)例が報告されている。シャントによりAVF領域に虚血を生じrenin産生が増える?などの機序が推察されていた。