6/28/2025

Square 1

 Back to square 1とは、「振出しに戻る」「元の木阿弥」という意味で、直観的にはすごろくを想像する言葉である。すごろくに似たsnake and ladder gameというゲームがあって、出発点がSquare 1である(ゴールはSquare 100)。

 また、アメリカの小学校で九九の代わりに用いられる掛け算の表、multiplication table(12×12まである)のはじまり、1×1も、文字通りsquare 1(squareとは平方、二乗の意味)。
 
 ただ、正式な語源は1920年代の英国で、サッカーのラジオ実況だという。コート上の位置をラジオで説明するため、ゴール近くの領域をsquare 1と称していたという。ラジオ野球中継で「三遊間」などと言葉で場所を説明するのと似ている。
 
 ところで、木阿弥とはなんだろうか?諸説あるらしいが、ある武将の死を隠すために代わりをつとめされた木阿弥なる人物が、その武将の子が成人して死を隠す必要がなくなったため、元の木阿弥に戻ったという伝説に基づくとか。