人と外国語と音楽が好きで、世界に通用する実力と癒やしをもったお医者さんを目指しています。国内外いろんなところでいろんな経験をしてきて、逆境も多かったけど、そのぶん得られたしなやかな強さと優しさをもって、周りの世界を少しだけ幸せにできたらなと思っています。
マス・スペクトロスコピーによって膜性腎症の標的抗原を同定できるようになったとはいえ、まだまだ標的抗原が分かっていないケースは多い。移植後のde novo 膜性腎症はその一つであるが、昨年一つ抗原が見つかった。もちろんMayo Clinicのグループが報告した。AMRを合併した7例中4例にカドヘリン・スーパーファミリーの1つであるFAT1に対する抗体が見られた(Kidney Int 2024 106 985)。