8/31/2024

Labs

  検査(とくに血液検査)が欠かせない腎臓内科であるが、発見もある。たとえば、凝固検査の一つPT-INRは、point-of-careの検査キットがあり、血糖のように指先から数滴の血液を採取するだけで測定できる。以前はCoumadin Clinicで頻回に採血してワーファリンの効き具合を確認していたが、少し手間が減ったようだ(もっとも、採血が不要なDOACのほうが便利)。

 あとは、生化学のみを提出していた場合にも、その検体で血算を追加することができる。これは原理上不可能に思えるが、実際行われているので、可能なのだろう。そうだとすれば、検体を遠心するまえのサンプルを少し取っておくのかもしれない。いつか検査科に聞いてみようと思っている。

 他にも、電子カルテ上のオーダーで、「毎日」と選択すると自動的に毎日検査できる(毎日必要な状況では役に立つが、そうでないと過剰になるので、使い方次第)。また、standing order(必要な時に使えるようになっているオーダー、日本で言う必要時指示のようなもの)があれば、検査日を指定しなくても患者が都合の良い時に来て検査を受けられる。