2/06/2025

Big Country

  米国は広大なので、車で2-3時間のところに住む患者さんもけっこういる。ただ、定期的な検査は近くにある分院または検査会社(Questなど)でできるし、診察もビデオでできるので、なんとかなる。また、1年経つと地元の一般腎臓内科医にケアをお願いする。

 私たちは年1回しかみない;ただし、診る必要がある患者はlong-termという枠で定期フォローする。何年移植施設で診るかはまちまちで、ずっと診つづけるという施設もある。

 通えないところから移植を希望して受診する場合もあり、そういう時には病院の近くに住居を確保するか、親せきや友人の家を利用するか、になる。献腎移植の場合は手術の予定が組めないので、少し困る。いつでも乗れる航空券を持っている、という人もいた。

 それにしても、米国は広大なので、何をするにも移動に時間がかかる。これは患者に限ったことではなく、たとえば「カンファレンスが〇〇州である」といっても、飛行機で4時間+時差2時間、といったことになる。2泊3日程度だと、最初と最後は実質移動日になってしまう(よほど早いまたは遅い便なら別だが)。