移植を希望する患者さんが、移植施設で断られてから別の移植施設を訪れることは珍しくない。EpicにはCare Everywhereと呼ばれる機能があって、そこを開くと他施設の診療記録が閲覧できるので、何が問題だったかは調べることができる。
そうした患者さんを診る前には、きっと問題は解決していないだろう、といった先入観を持たないことが大切だ。たとえば、社会的サポートが足りないため断られた患者さんが、世話をしてくれる人を見つけて、その人と一緒に診察室にいる、といった場合もある。
また、もし問題が解決していなくても、難しい(challenge)ことを共に認識したうえで、一緒にがんばろうと話しかけることが大切だ。そしてなにより、一度(または二度以上)断られても、ここに来てくれたことに感謝の気持ちを伝えることが大切だ。